Bhoktr

ヨガとからだとこころのブログ

風を迎える

だいぶ間が空きました。

 

色々なことが、様々な、変化があって、その時を、波の流れを観ながら過ごしていました。

 

ここ二年間ほどのことを無意識下のところで、例えれば、地下層の奥の方で隆起したり、動いたりして、地殻変動が起こっているような感じ。

 

 

ちょうど2年ほど前に前職を辞めたのですが、本当の意味で終わったよ、というか、当時お世話になった方から頂いたキーチェーン、お守りみたいなものが切れたり(お役目が終えたのだろうと思います)、体の感覚はそれこそ、土を掘り返して、耕し、新しい風を入れ続けていた、というような期間であったのだな、ということに気付きました。

 

ヨガの言葉にある、サムスカーラという言葉。

 

生き方や考え方、どのように過ごしてきたかでそのひとの存在印象がつくられます。

それを体感として感じました。

無意識下での自分にまとっている服のような、みえないもの。

それを脱いで、軽くなるような感覚。

 

以前、筋トレインストラクターとして、その場所で、その土地で出逢えたすべての事やひと、行ってきた物事、そんな行動や(自分でさえ忘れてしまっているような)記憶とさようなら、が出来たような。

 

終わり、だからといって、ぷつっと終わることなんて実際はなくて、その後も考え方だったり、傾向はおんなじものや似たものを選んでしまいます。

それはそれでいいのかもしれないけれど、長くつきあってきたものと自然にさよならするには、それだけ時間が掛かったのでした。

 

 

以前の仕事は女性限定、おもにご年配の方が多かったのですが、1000人以上を超える方のお体の悩み、カウンセリング、からだのトレーニング法を指導させて頂きました。

ご本人が健康であることと同様に家族が健康であることも生きていく上で大切な事、と枠を超え、さらに男性や、子供に目が行くようになりました。

個人の健康、心身の健やかさは一人で培われるものでなく全体としてあるのだと思います。

 

 

「運動が好きじゃなかった、体育がキライだった、この歳になるまで運動という運動をしてこなかった」という言葉を聞く度に、あぁ、、子供の頃に体育を、体を動かす楽しさを味わって、体感していれば、この方は、病にならなかったかもしれない・・と思いました。

 

 

色んな方の人生経験を共有することをしていく内に、子どもの頃から体を動かす楽しみをしる事、体感しておくことは重要である、と幼児児童の身体教育に自然と関心がいくようになりました。

 

 

そうして、今に至りますが、この2年間程でやっと以前のある意味、凝り固まってしまっていたであろう、固い土、ともいわんばかりの場所(もちろん例えです。脳、思考回路、考え方)の部分が掘り起こされました。

それも良い悪いでなく、種まきはされています。

あたらしい事を学ぶとき、一度いままでのものを壊したり、縛られているものを解放したり、柔軟であることは必要です。

無垢。

まっさら(真っ新)という言葉が近しい。

初心です。

 

その耕し作業が終わろうとしている、と、GW期間中に思ったことなのでした。

f:id:bhoktryoga:20150523135021j:image