-How?-アヒンサー(非暴力)
春。
陰陽五行だと、肝・胆。
目、筋。
色は青。
感情は、怒り。
ひとは怒ると10秒もしない内に肝臓に毒素が行くそうです。
怒りやすいひとは肝臓を悪くしやすい。
以前は、怒りに対してとても抵抗がありました。
感情的な怒りは周りにあるすべてのものを燃やし、灰にし、すべてを巻き込む、そんな感じがして、うまく向き合うことができませんでした。
心のしこりを解きほぐしていくと、怒りと向き合えるようになり、今は燃え上がるような反骨心や、それはどうなの、ということで怒りはあってよい、と思えるようになりました。
ひとが生きる真みたいな、ゆるぎないもの。
オウムの事件の当時、私はまだ9歳。
テレビに映る異様な光景をただ観ていたのが記憶にあります。
今、大人になり、ヨガに出逢い、様々に学んで、そのひとつひとつの事柄が尊く、この先も勉強していきたい気持ちはやみません。
事件当時、ヨガ指導者の方は言葉にし尽せないような想いであったろうな、と思います。
今でこそ欧米からブームで入ってきたヨガが日本でも流行しています。
誰かが見出そうとしなければ、そのまま出逢わずにいたかもしれません。
ヨガそのものは、怖れるものではありません。
間違った使い方をしてはならない。
それは、どんなものでもそうだと思います。
包丁は日々、料理で使います。
必需品です。包丁がなければ、食材は切れません。
ただし、それでひとを刺すことも出来る。
傷付ける刃に変わる。
そのものは、ただそこにあるだけです。
それを、どう扱うか、どう向き合い、どう付き合っていくかは、そのひとにゆだねられます。
器用に仲良くするも、不器用に付き合うのも、人間次第。
心が、その持つものの意味を決めます。
これは、ヨガや物質に限らず、かたちのないものでもそうだと思います。
言葉で、ひとをやさしく包むことも、どしゃぶりの雨の中にいるようなことも。
人生においてもそうではないでしょうか。
事実や現実セカイに起こる、その奥にある真実を見る目を養いたいです。