儚い
桜。
あっという間に散ってしまう、桜の花びら。
今年も雨が降ったりして、早々に散ってしまうとの予報。
儚。はかない。
いのち、儚し。
人の夢、と書いて、儚い。
以前は、弱々しい感じがしてあまり使いたくない言葉でした。
ひとの夢が、何故、はかないの?と。
もともとは寝てるときにみる夢のことを指して、かたちのない理想、朧げなもの、ということを指しているようですが、夢は目標だったり、希望の意味でもつかわれます。
最近、儚くても良いんじゃないかな、と、ふと、思いました。
ひとの夢はすべて叶わない。
この地球から戦争がなくなることも。貧困がなくなることも。
争いや殺人がなくなることも。
環境汚染がなくなることも。
私が生きている間には、全部、きっと叶わない。
いくつかが、いつか、叶うかもしれない。
身近な夢。
家庭を持ったり、結婚したり、お店を経営したり、家やマンションを買ったり。
絵を描きたい、歌を唄いたい。
何かをはじめたい。
ちいさなものから大きなもの、いろんな夢があるけれど、50個、100個あるとすれば、生きてる間に叶うものはそのうちのいくつか。
その半分でも。6〜7割でも、8割叶えば充分。
夢は、儚きもの。
夢は、ひとつじゃなくっていい。
いっぱい、いっぱい持てばいい。
だから、儚くていい。